ぶわあ
右手で口を覆いながら豪快に欠伸をした。
ふわあ、じゃない。なんか喉から変な音が出たからぶわあ、だ。
先程行った始業式の校長のやたらめったら長い話をようやくクリアした所なのに、
教室に帰ってきたら今度は担任がめちゃくちゃ長ったらしい話を始めてしまった。
うわあ、怠い。と思ったのが10分前。
そして今はただ無心に眠気と戦いながらやり過ごしている最中である。
今日から中学3年生になった私は世間でいう受験生ではなく、
ここ立海大附属は高校へはエスカレーター式で繰り上がるだけなのでよっぽどアレな成績じゃない限り大丈夫だ。
私も多分大丈夫だろう。うん。
まあそんなこんなで残すところ中学生活も1年になり、
さあラストを過ごす新しいクラスはどんなのか、と少し期待しながら辺りを見回してみた。
暇だからというのもあるし、さっきはちゃんと自分のクラスを見てなかった。
(自分と友達の名前しか確認してない)
そこで一際目立つ派手な赤い髪ときらびやかな銀髪が目に止まった。
……赤髪、銀髪、だと…?
はじまりはじまり。
なんかノリで始まった立海シリーズ。
11.1.8