夜、ご飯もお風呂も済ませて部屋でまったりしていると机に乗ってた携帯がぶるぶる震えた。
・・・・・・メールだ。誰からだろう。
かちかちと操作してメールを開くと、登録されてない知らないアドレスからだった。
件名にも何も書いてない。
本文には『プリッ。』と言う単語(かどうかも分からんが)が1つだけ。
……もしかしなくとも仁王君からだろうか。
だとしても何故私のアドレスを知ってるんだろうか。
しかも何を伝えたいのかさっぱり分からない。意味不明だ。
間違えて送ったのか?それにしても返事に困るメールなので、とりあえず無視しておくことにした。
*****
翌日、学校に行って大あくびを噛み殺していると、いきなり後頭部に衝撃が走った。
「痛っ!何!何で!?」
「何でメール返事せんかったんじゃ。」
「ええええ。」
振り返れば無表情でこちらを見る仁王君。
そしてやはり昨日のメールは仁王君からのものだったようだ。
「あの意味わからん単語1個にどう返事しろと?」
「知らん。ノリで返しんしゃい。」
「なんつー無茶振りだよ。てか何で私のアドレス知ってたの?」
「赤也から聞いた。」
「赤也……ああ、切原君か。」
どうやら出所は切原君かららしい。
別に誰に伝わろうが問題ないが、せめて初めて送るなら名前くらいつけといてほしい。
電話帳に改めて仁王君のアドレスを登録していると、
携帯の画面がメールを受信したと知らせてきた。また知らないアドレスである。
今度は誰かと開けたら
『よ!赤也からメルアド聞いたからメールしてみた。俺のも登録シクヨロ〜。丸井』
という至極まともなわかりやすいメールだった。
「ほら、こういうのがわかりやすいメールのお手本というものだよ仁王君。」
「はっ、こんなん在り来りすぎてつまらん。」
「鼻で笑いやがった。いやいやこれが普通だからね。」
仁王君はいまいちよくわからんな。
とりあえず丸井君のアドレスも登録しておいた。
謎メール。
11.1.30