「はあ?不良なわけないじゃん。あの人達テニス部の人だよ。」

「……ですよねー。」



翌日、私は休み時間になってから友達のちよちゃん
(昨年からお付き合いしてる)に件の二人について話したらずっぱりと否定された。

そしてアンタ馬鹿?とかけなされた。
(酷いよちよちゃん・・・否定しないが)



「ていうか、立海に3年いてテニス部のこと知らないの?」

「失礼な、知ってるよ。真田君と柳君がいる・・・。」

「うん、で?」

「あー……、あといつも女の子達がきゃあきゃあ言ってます。」

テニス部の情報のクオリティ低すぎるわよ。」



はああ、と大袈裟にため息をついてちよちゃんはやっぱり馬鹿ねと言ってきた。



「馬鹿っていう方が馬鹿なんすよ。」

「うっさい、突き刺すわよ。」

「何を!?」

「雰囲気で。」

「雰囲気で物騒なこと言わんで下さい。」

「あんだけ騒がれてるのに何で知らんかね。
 まあ私もテニス部はジャニーズ的なアレとしか思ってないけど。」

「あんたも大概じゃないすか。」

「そんなことどうだっていいのよ別に。
 あぁ、何かファンクラブとか親衛隊みたいなのもあるらしいよ。」

「マジで?すごいねー。流石女の子がきゃあきゃあ言うだけある。」

「で、特にあの赤髪の丸井君って人は3股かけてたことあるらしいよ。」

「うええ、まじすか!お盛んだねぇ。中坊なのに。つかちよちゃんやたら詳しいね。」

「まあこれくらい普通に噂で聞くわよ。」



ぽきぽきとプリッツを食べながらちよちゃんはしれっと言った。
なんと普通なのかこれが。知らなんだよ私。

前の富山君の席を陣取って、後は適当にこのあとの数学だるいなとか
昨日のドラマつまらんかったとか話してたらチャイムが鳴ったので話はそこで終わった。



「おい!誰だよ俺の机にプリッツのゴミ置いていったの!」

「ごめん富山君、ちよちゃんがマナー悪くて。私がもらっときます。」









立海テニス部って何ぞ。











11.1.8