冴島
「冴島さんお腹痛いです」
「なんや悪い物でも食うたか」
「アイス2カップ程一気食いしました」
「アホとちゃうか」
「だって暑かったんですもの」
「それで腹下してたら意味ないやろ」
「冴島さん手当てしてください」
「手当てって、腹の中やのに無理や」
「違いますよ、お腹擦ってほしいんです」
「そんなん自分でできるやろが」
「人にやってもらう方がいいんです。あと冴島さんのはすごい効きそう」
「はあ…どんな理屈や。しゃあないな」
「ありがとうございます……あー、すごい効いてる気がする。マシになってきたかも」
「ほんまか。単純なやつやな」
冴島さんの手当てはガチで効きそう
藤堂と女中
(事務員シリーズ維新IF)
「さん、何してるんですか」
「っ!と、藤堂さん!」
「ん?団子?」
「見ちゃいましたか」
「見ちゃいました」
「違うんです」
「まだ何も言ってないですよ」
「よく行く万屋さんがいつもありがとう、今後ともよしなにってくださったんです」
「へえ」
「それで皆さんで分けるには数が少ないですし、もう食べちゃえと思いまして」
「なるほどなるほど」
「……餡団子一本で手をうちませんか」
「しょうがないですね、それじゃあ遠慮なく」
結局半分こずつになる
真島と事務員
「なんか今日天気悪いですね」
「せやなぁ、おっ!雷落ちよったで!」
「けっこう近いですね。わっ、あれ停電?」
「あー真っ暗になってもうたな」
「なにか灯りになるものありましたっけ」
「すぐつくやろ。それよりちゃん、こんな時やからこそできることがあんで」
「なんでしょうか」
「怪談話や」
「なんでですか」
「ほらぁ天気も悪いしジメジメしとるし暗いし、やるには雰囲気ぴったりやろ」
「私はぴったりこないです。嫌です絶対に」
「神室町ヒルズが建つ前やったかな、昔西公園にはー」
「さらっと無視して始めないでください!わーわー聞こえない聞こえない!」
その後すぐに電気が復旧してほっとする主とつまらない兄さん
谷村
「今日は蒸し暑いですね」
「こんな日に仕事するなんてバカらしいと思わないか」
「思わないですし現に今谷村さんサボってますよね」
「お前だって大学サボってんじゃん」
「今日は午前だけだったんです。一緒にしないでください」
「あー、アイス食いたい」
「唐突ですね。でも同感です」
「…じゃーんけん、ぽん!」
「……!うーわ、また負けた」
「はいの奢りね。相変わらずジャンケン弱いな」
「ちくしょー。これで5敗目ですよ…」
「俺抹茶とバニラね」
「食べたら仕事してくださいよ」
「わかってるって」
秋山
「あれ、ちゃん」
「秋山さん」
「自販機の前で難しい顔してどうしたの?」
「私は今すごく喉が渇いているんですけど」
「うん。買わないの?」
「生憎手持ちが90円しかなくてですね」
「ウソでしょ。品田みたいじゃない」
「万年金欠君と同じにしないでください。たまたまですよ!」
「まあそうだよね」
「で、偶然この自販機に90円で買えるミステリーゾーンってやつがありまして」
「何が出てくるかお楽しみってやつ?」
「はい。ただこの自販機のラインナップを見たら
おしることかコーヒーとかイチゴミルクとか入ってて」
「喉渇いてる時に飲みたくないラインナップだな」
「かなり博打になるなって悩んでたんです」
「…なるほどね。ちゃん俺ジュースくらい奢るけど?」
「……テストは?」
「するわけないでしょ。はい、好きなの押しなさい」
「やった!ありがとうございます!
…でもミステリーゾーン気になるので一回やってもいいですか?」
「はいはいどーぞ」
地元の自販機にミステリーゾーンってありました
やったことなかったですけど、なんとなく危険な香り
そして結局おしるこが出るというオチ
15.6.13